スマホ→ Waffle Cell(ownCloud)→ Waffle Cell内仮想デスクトップ

◆ 概要

ここではWaffle Cell v1.5(2017年3月上旬現在はStick、シリンダーのみ、他の機種は春に提供予定)を使い、 Androidスマホで撮った写真をリアルタイムもしくはWifi接続と同時にWaffle Cellに自動転送し、 Waffle Cell 内の「仮想デスクトップ」で写真を整理する方法を解説します。

  1. Waffle Cell v1.5以上が必須
  2. 「ownCloud9」 と 「ownCloud9 - 仮想デスクトップ版」をWaffle Cellにインストール
  3. Android スマホには「Cirrus for ownCloud」をインストール
  4. それぞれの設定を行い、 (A)写真を撮る (B)CirrusがownCloudへ写真を転送 (C)仮想デスクトップで動いている ownCloud クライアントがローカルフォルダへ写真を転送 (D)標準の「Shotwell Photo Manager」が写真を整理
  5. ここでは各種設定の「肝」を中心に解説

○ 事前準備 Waffle Cell側

「ownCloud9」 と 「ownCloud9 - 仮想デスクトップ版」をWaffle Cellにインストールします。

  1. 管理ページにログイン
  2. 画面右にある「サービスの追加」をクリック
  3. 「Update」タブにある「** サービス一覧のアップデート **」を実行
    これでサービスのインストーラーが最新版になります
  4. 「ネット」タブにある「ownCloud9」 と 「ownCloud9 - 仮想デスクトップ版」をそれぞれ実行

以上で必要なサービス・プログラムのインストールは完了です

※ 「ownCloud9」サービス追加時に設定したownCloud管理者用IDとパスワードを利用し、Waffle Cell のトップページから ownCloudにログイン出来ます。 ownCloudはDropBoxとほぼ同じものです。


○ 必要に応じてownCloudのアカウントを作る

ownCloud9 をインストールするとはじめは管理者IDのみです。必要に応じてユーザーIDを作って下さい。 (一人でしか使わない、ということであれば管理者IDだけでもいいでしょう)

ownCloud管理者IDでログインし、右上のメニューの「ユーザー」をクリックすると新規ユーザーID作成が出来ます。


○ ownCloud クライアントソフトの設定

Waffle CellとWindowsPCとの間で同期を取る場合、Windows版クライアントソフトをWindowsPCにインストールし、 同期フォルダの設定などを行います。

「ownCloud9 - 仮想デスクトップ版」がクライアントソフトに当るので、 設定の詳細については下記をご覧ください。
 → 「ownCloud9 - 仮想デスクトップ版」について


○ Androidに Cirrus for ownCloud をインストール&設定

Google Play からCirrusをインストールします。

設定は以下の通りです:

  1. サーバーアドレス: http://l.xxxxx.wafflecell.com/owncloud9

    ここで先頭は「http://l.」です(近々SSLを無料提供します。そのときはhttps://l.が使えるようになります) また、xxxxxはご自身のWaffle Cellのホスト名です。

  2. ユーザー名:ownCloudのユーザー名です
  3. パスワード:上記ユーザーのパスワードです
この段階でAndroidがWaffle CellにVPN接続されていれば接続が確認できるはずです。 もしWaffle Cellと同じ回線(WIFI)を利用している場合はVPNなしで接続ができるはずです。

その他設定です:

  1. 自動画像アップロードにチェックを入れる
  2. アップロードパスは必要に応じて(例:/Photos)
  3. Wifi経由でのみ画像をアップロードにチェック

    上の接続で http://l. というように l. が指定されています。 この設定ではVPN接続または自宅のWifi接続がある場合のみアップロードが可能です。 ですからこの設定はしなくてもほぼ同じ結果となります。


○ とりあえずテスト!

Androidを自宅のWifiまたはVPN接続した状態で写真を取ります。

ほぼ同時にownCloudに写真がアップロードされるはずです。もしされない場合は設定を見なおして下さい。


(2)へ続く(近日公開予定)

続編ではWaffle Cell内の仮想デスクトップで画像管理ソフトとの連携を説明します。