WaffleCellを標準搭載したルーター・サーバー
NECプラットフォームズより発表

2019年5月30日

弊社WaffleCellを標準で搭載

ルーターAtermシリーズで有名なNECプラットフォームズ株式会社(日本電気株式会社100%子会社、本社東京、以下NEC-P)は2019年5月30日、 高機能サービスゲートウェイ「RS-100L」を発表しました(*1)。 RS-100Lには弊社WaffleCellが標準で搭載され、ルーター、Wi-Fiアクセスポイント、UTM(*2)、 サーバー(WaffleCell)が一体化された世界で初の商品となります。

WaffleCellは自宅や小規模事務所に特化した汎用性がある小型サーバー用基本ソフト・フレームワークで、 一般のユーザーがサーバーの設置から設定、アプリケーションソフトのインストールまでを簡単・安全にできることを目標に開発されたソフトウェアです。 既存のインターネット接続回線にRS-100Lを接続するだけでユーザーは強力なオンプレミス・プライベートクラウド(*3)を持つことができます。


サイズ( 約110(W)×185(D)×230(H) mm、突起部を除く ) 
スペック (HDD 2TB, メモリ8GB, CPU Intel Atom 4-core)


WaffleCellの特徴

  1. ネットワークの設定が自動で行われるので、専門知識がなくてもサーバーを簡単に持てる
  2. WaffleCellが提供するVPN(IPSec/L2TP)は設定も簡単で、強力なセキュリティーを実現
  3. セキュリティに不可欠なSSL証明書も自動でインストール・更新
  4. ファイル共有アプリ、ビジネスチャット、仮想デスクトップ、ブログ、NASなど、様々なアプリ・サービスを簡単にインストールできる
  5. インターネットの契約はそのままで、外部からの接続が可能
  6. アプリ・サービスは順次増えていく「汎用性」

その他

弊社は今後3年以内に国内でWaffleCell搭載サーバー300万台の普及を目指し、 そのうち35%がルーターと一体型になると予想しています。 将来、個々のWaffleCellが連携しインターネットが当初目指したよりフラットで分散された形にすることを目指します。 また、海外での普及についても力を入れていく所存です。

現在、中小企業向けのWaffleCell普及を目指し、全国のSIerとの連携も進めています。 昨今話題のテレワーク(在宅勤務)で利用できる各種機能をオールインワンで有するWaffleCellは働き方改革の一助になればと考えています。 (*4) さらに今後大きな市場になると思われるIoTの頭脳としてもWaffleCellが利用できると期待しています。

なお、弊社はネットワークの分散とOSSを支援するため、 WaffleCellのライセンス売上の一部を一般社団法人分散コンピューティング推進協会へ寄付いたします。 詳細はこちらをご覧ください。

本ニュースリリースについてのお問い合わせはこちらから

ワッフルコンピュータ株式会社 / 株式会社テグレット技術開発


参考: 弊社、NEC-P社、ドイツNextcloud社によリ昨年発表された共同開発についてのプレスリリース(英文)

Summary in English

*1 NECプラットフォームズのプレス発表はこちらから
*2 UTM (Unified Thread Management) 統合脅威管理
*3 ファイル共有(Nextcloud)、ビジネスチャット(Mattermost)、VPN、仮想デスクトップ(シンクライアント環境)、 NASなど多くの機能を簡単にインストールできる汎用基本ソフト
*4 テレワーク関連の助成金対象となります